7日目 その1 ラグーサ(2007年5月4日)
天候
晴 最高気温25℃位
行程
|
注)Cassibile⇔シラクーサはA18号開通 |
旅行レポート
*** ラグーサへ ***
今日は世界遺産ラグーサへ。今回のシチリア旅行のために購入した「シチリアへ行きたい」の表紙にもなっていて、すごく憧れていた。
ラグーサへの道のりは2日前とほとんど同じなため緊張感もなく出発。まずはアウトストラーダA18号にのり、一番近いサービスエリアで給油する。夫が給油中、私はテキパキと飲み物を購入し準備万端。再び走り出し、A18号をCassibileでおり、SS115号をひたすらラグーサへ。割りに空いているので2日目に比べると随分速いペースだ。モディカを過ぎるとラグーサの標識に従って走る。詳しい地図を持っていないため、正確にどこをどう走ったか説明できないが、SS115を下りてからもRagusa(ラグーサ)とIbla(イブラ)の文字を目指して走った。一度は交通量の多い道になったが、間もなくまた郊外の道になり、これでいいのかぁ〜と思っていたら案外簡単に駐車場についた。
駐車場はスーペリオーレ地区とイブラ地区の中間点辺り。単に最初に見つけた駐車場に停めただけだが、結果的にはインフォメーションも近く便利な場所だった。ラグーサの駐車場は新しく、今までの行程の中では一番恵まれている気がした。
*** ラグーサ・イブラ地区 ***
駐車場から歩き出すと、すぐにインフォメーションが見つかった。イブラ地区で一番西側にあるインフォメーションだ。地図が欲しくて中に入ると、丁寧にスタッフが説明をしてくれた、イタリア語で。目的がハッキリしているせいか、意外に説明に付いていけるものだなぁと我ながら感心。最初に車か徒歩か聞かれ、車という単語しか知らなかったが、指のゼスチャーで「徒歩」と理解。
まずはイブラ地区を散策。地図を見ながら路地を歩く。途中工事中の建物があった。もともと道幅が狭い上に足場が組まれていて、これでは車は通れない。私達が通り抜けた後で車が1台来たが、作業している人は別に気にする様子はなかった。どうなったんだろう・・・?
さらに進むと突然サン・ジョルジョ大聖堂の裏側が見えてきた。一気に気持ちが高ぶる。周りの建物を見ると摩訶不思議な彫刻が目に入る。夫がバルコニーの彫刻をしきりに撮っていたが、このような彫刻はラグーサの特徴の一つのようだ。
駐車場付近 |
バルコニーの持送り |
*** サン・ジョルジョ大聖堂 ***
サン・ジョルジョ大聖堂の中へ入ってみた。シラクーサのドゥオモに比べると中は随分明るい。ステンドグラスが美しい。またスパイシーな独特の香りがした。
教会の東側(正面前)は広場になっている。バロック教会に椰子の木。これもまた幾多の民族の影響を受けた感じがして、シチリアっぽい。左右にはBarや土産物屋があった。
サン・ジョルジョ大聖堂 |
サン・ジョルジョ大聖堂と広場 |
*** ラグーサ・イブラ地区 イブレオ庭園〜マッティーニ通り ***
さらに地図を頼りに散策をし、イブレオ庭園へ。中を見学する前にちょっとランチ休憩。まだ観光シーズンには早いのか(十分暑いが)意外に営業中のお店は少ない。しっかり食べるのは諦めて、イブレオ庭園前の通りにある、CAFFE' IBLAで軽く食べることにした。どこで飲んでも相変わらずスプレムータ・ディ・アランチャは美味しい!
食後イブレオ庭園を見学。手入れの行き届いた庭園。お手洗いもある。ここからの風景も素敵で、持参したフルーツを食べながら暫く眺めを楽しんだ。公園の次はインフォメーションのスタッフが勧めてくれた公園の西側にあるChiesa di Sant'AgataのTrettico di P.Novelliという絵を見に行くつもりだったが、 たどり着けなかった。なぜ?
そこから南側の通りを適当に歩く。これぞアラブの迷路?行き止まりになって戻ったり、ぐるんぐるん回っていたら、最後は午前中に通った道に出た。ちょっと迷う可能性もあるが、狭い路地を歩くのもまたイブラ地区の魅力。
そして次はイブラ地区の全貌を眺めることが出来るマッティーニ通りへ。多少疲れていたが気持ちがはやる。本で見たあの景色を自分の目で見たい!マッティーニ通りを回りながら上へ歩いていく。ついに見えた!美しい!イブラ地区を眺めながら、さらに上へ歩く。サンタ・ルチア教会前にはベンチがあり、イブラ地区を眺めながら休憩した。他に誰もいない、の〜んびりと静かな時間が流れた。
マッツィーニ通りからのイブラ地区の眺め |
イブラ地区の路地 |
*** スーペリオーレ地区 ***
夫が私を気遣ってか、車でスーペリオーレ地区へ移動することにした。大まかな地図を頼りに走る。案の定、いったいここはどこ?幸いサン・ジョバンニ聖堂が見えたので、それを目標にした。もっとも一方通行にもやや阻まれたが、最終的にはサン・ジョバンニ聖堂の南側のビットリオ・ベネート通り沿いに駐車できた。夫はイタリア大通(Corso Italia)を目指したら着いた、と言っていたが本当だろうか?
途中で橋を渡ったが、そこから東にポンテ・ベッキオ橋が見えた。 ここにもポンテ・ベッキオ橋があることは知らなかったが、目立つのですぐわかる。 サン・ジョバンニ聖堂でまずお手洗いへ。とても暗くて汚ない、この時点でシチリア一と言っておこう。 聖堂の中には入らなかった。どうしても今までに比べるとテンションが下がってしまい、外から見て、立派だねぇ〜で終わってしまった。 最後の観光はラグーサ駅、鉄道好きなので寄ってみたが、当分電車が到着する気配はなかった。 |
|
サン・ジョバンニ聖堂 |
ラグーサ駅 |