9日目 その2 パレルモ観光(2007年5月6日)
行程
- 14:00 ホテル到着
- 15:00 ホテル出発→パレルモ見学
- 17:00 ホテルに戻る
- 19:00 ホテル出発
- 20:00 ディナー
旅行レポート
*** パレルモ旧市街散策 ***
ホテルの部屋で軽いランチと休憩を取り出発。パレルモ駅前のバール・リンコルンへ。夫がタクシーの中から見つけたお店で、地球の歩き方にも載っている。既に3時過ぎ、食べ物はほとんどなくアランチーニも残り2個だった。
まずレジで注文して先にお金を払う。この時夫は「アランチャ」って言ったような気がした・・・。次にレシートをショーケースのところでスタッフに渡す。この時は「アランチーニ」と言った。
お店のお兄さんは何やら困った顔で他のスタッフを話している。結局アランチーニが出てきたが、たぶん言い間違えたため支払金額が違っていたようだ。
さあ、初めてのアランチーニを食べよう!そう、何とシチリア9日目にして初めてなのだ。なかなか美味しい。それに大きい。1個だけ注文して正解だった。
お腹を満たし、パレルモ散策開始。何か雰囲気が悪い。それもそのはず。ずっとのんびりしたところにいたせいか、シチリア一の都市・パレルモは騒々しく思えた。まだシエスタの時間、人も車も比較的少ないのに。道路は犬の糞も落ちてるし・・・。
ホテルはローマ通り沿いの便利な立地なので、すぐにプレトーリア広場に着いた。中央に美しい噴水がある。フィレンツェの職人による作品だそうだ。この辺りは観光用の馬車もあった。
お店データ → Bar Lincoln Piazza Giulio Cesare3/5 (地球の歩き方にも載ってました)
プレトーリア広場の噴水 |
プレトーリア広場の噴水 |
*** クアットロ・カンティ ***クアットロ・カンティとは、四辻(十字路)の意味で、マクエダ通りとヴィットリオ・エマヌエレ通りが交差するところ。この交差点を中心に4つのバロック建築があり、交差点側の角は弧を描くように丸く切り取られていて、交差点自身は同心円状になっている。 弧の状態の壁面は、写真のような彫刻があり、下から噴水、歴代スペイン総督、市の守護聖女となっている。 ただし私達が見たときは、一部工事中で、クアットロ・カンティに着いたことにすぐには気付かなかった。
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クアットロ・カンティの壁面彫刻 |
*** パレルモ大聖堂〜ヴィットリア広場 ***クアットロ・カンティから西へ歩くと間もなくパレルモ大聖堂が見えてくる。様々な建築様式が複合された教会だそうだが、むしろ私には椰子の木と教会という組み合わせが、シチリア的複合といった印象。 日曜休みで中には入れないため、そのまま西へ進む。途中ヴィットリア広場付近の景色がとても気に入ったので写真をとった。並木道の奥に見える乾いた山が、なんともアラブっぽく南国情緒たっぷりだ。 |
パレルモ大聖堂 |
ヴィットリア広場付近 |
ヴィットリア広場
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*** ノルマン王宮〜ヌォーヴァ門 ***
ヴィットリア広場の奥はノルマン王宮。そしてヴィットリオ・エマヌエーレ通りの終点に掛けられた、ルネッサンス・アラブ・ノルマン複合様式のヌオーヴァ門。
今日のところは下見といった感じで、ここでおり返すことにした。
ノルマン王宮 |
ヌオーヴァ門 |
*** 何だか怖い・・・ ***
近くにあるはずのエレミティ教会を探すが、教会が幾つもあってどれかわからない。それに犬の糞や馬の糞が落ちているので油断大敵。夫は迂闊にも踏んでしまった・・・。うろうろしていたら、やっと赤い丸屋根発見。外観だけ見て、次はバッラロ市場へ向かう。時間は16時過ぎ、人気もまばらで暗い下町の路地、正直言って怖い・・・。通り抜けるのは止め、大通りを探す。
間もなく教会に出た。ジェズ教会だ。何だかちょっとホッとした。前の広場では子供達がサッカーをしている。「シニョーラ、シニョーラ」と私を呼び止め、時間を聞いてきた。時計を見せると元気良く「グラーツェ」。でも夫は警戒していた、時計を取られるのではないかと。周囲の雰囲気からはそう思わざるおえない。
さらに大通りを探す。一段と早足になる。引ったくりに会いそうな気がする。こんな緊張感はシチリアに来て初めてで、これもパレルモなんだなぁと思った。
やっと出たマクエダ通りは車が増え、パトカーや救急車のサイレンが煩かった。
*** ベッリーニ広場(Piazza Bellini)のリストランテ ***
ホテルで教えてもらったお勧めのお店を探す。地図に印もつけてもらったのに見つからない。その印はローマ通りとマクエダ通りの間にあり、どちらかと言うとマクエダ通り寄り。ホテルはローマ通りにあるので、私達はローマ通りから歩いたが見つからない。見つからないだけならいいが、何だか雰囲気が怖い。狭い路地には洗濯物が干され、しかも雫がたれている。下町っぽいといえばそうだが、混沌としている。
探すのを諦めホテルへ戻った。帰国後に気付いたが、ホテルで付けてもらった印、ちょ〜っと間違ってた。ちなみにマクエダ通りは中国人が多い。シチリアのチャイナタウン?そこまでは言い過ぎかな。
*** ディナー ***
ホテルでひと休みした後、再び街をぶらつき、マリーナ広場周辺へ。レストランをチェックしながら歩く。20時頃になり、マリーナ広場西側にあるお店へ入った。またしても1番客。シチリア人の夕食は本当に遅い。その証拠に20時に空いているレストランはない(に限りなく近い)。
空いているお店が少ないせいか、意外にその後はあっという間に満席。隣のホテルに泊まっていると思われる団体旅行客も来ていた。
私達は魚介類を中心にオーダーした。ここの料理もなかなか美味しい。それに大通りからも近いので安心。やはり夜のパレルモはちょっと怖い気が・・・。
お店データ → BdS Via Bottai
夕方のローマ通り バイクのすり抜けが多く、騒音も酷い。 |
サン・ドメニコ教会 夕方なのにこんなに明るい。 |
ローマ通りのお店のディスプレイ |
ローマ通りのお店のディスプレイ どちらの写真も同じお店で、ブティックです。 |
費用(単位:ユーロ 1ユーロ=165円)
Siculianaのガソリンスタンド |
34.00 |
パレルモ空港付近のガソリンスタンド |
8.00 |
エイビスレンタカー修理代 |
275.00 |
タクシー(パレルモ空港→パレルモのホテル) |
60.00 |
バールリンコルン(アランチーニ、アメリカンコーヒー×2) |
3.60 |
BdS(プリモ×1、セコンド×2、ミネラルウォーター、ワイン) |
56.00 |
酒屋さん(ミネラルウォーター×2) |
2.00 |
ホテル情報
アンバシアトリ(Ambasciatori)
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■特徴
- 何といっても観光に便利!
- 朝食は、パレルモの景色を一望できる屋上レストラン。
- スタッフは感じが良い。
- 部屋タイプがいろいろあるので、上の方の階に泊まれば眺望も良い。
- フロントは5F、ホテルとは思えない1F(正確には階段を少し上がる)からエレベーターに乗る。
- エレベーターがホテルスペースの外にあるため、いちいちベルでフロントを呼び出し開錠してもらうのが不便。